1. 内装塗装をするメリットとは？

内装の壁をリフォームする際、壁紙クロスではなく、塗装することには、どういったメリットがあるのでしょうか？

1-1. 個性的な壁にできる

内装塗装の大きなメリットは、自分の好きなカラーを作り出せることにあります。壁紙クロスはあらかじめ決まっているデザインやカラーを選ぶしかありません。

内装塗装にすると、ペンキを合わせることによって、さまざまな色を作り出せます。ひとつのカラーでも数百あると言われており違う色と混ぜ合わせて、自分の思い描いている微妙なトーンの違いもしっかりと反映させることができます。壁の色にオリジナリティが欲しい人は、内装塗装にすることがおすすめと言えます。

1-2. 塗り替えができる

内装塗装の場合は、補修や塗り替えが容易なことがメリットです。壁紙クロスは汚れた場合には、壁紙そのものを交換する必要があります。もし同じ壁紙が取り寄せできないと、まったく違う壁紙になってしまいます。内装塗装にすると、壁が汚れてもその箇所のみ塗り替えをすることができます。

また壁紙の場合は、製造中止により好みのデザインの入手が不可能になる場合があります。内装塗装はペンキを組み合わせることで、周囲の壁の色に合わせることができます。

1-３. 機能性が高い塗料が多い

内装塗装では、防カビや耐熱性、臭いを防止する、汚れに強いなどさまざまな塗料が開発されています。ニーズに合わせた機能の塗料を選ぶことができます。

1-4. 廃材が出ない

内装塗装にすると、壁に塗料を塗るため、廃材が出ないこともメリットとなります。壁紙クロスにすると、替えた時に廃材となってしまい、処分のために手間暇とコストがかかります。地球にやさしい方法だと言えます。

2. 内装塗装に使われる塗料の種類

内装塗装に用いられることが多い塗料の種類について見ていきましょう。

2-1. 水性塗料

水性塗料は、内装に広く用いられている塗料です。壁に塗料を塗った後、水分が蒸発することで色が付くようになっています。夏場は乾きやすいです。水性なので臭いが少なく、身体への安全性も高い塗料です。カラーバリエーションも多く、価格も安いこともメリットです。

2-2. 油性塗料

油性塗料は、油を含んでいるため密着しやすい塗料です。耐久性が高いことが特徴です。汚れやすいキッチン等の内装で用いられることが多いです。強い臭いがすることが多いため、換気に時間が必要となります。

2-3. 自然由来の塗料

漆喰や珪藻土等、自然由来の素材を使い、内装塗装をすることもあります。漆喰は塗ると、独特な塗目になり、湿度調整ができカビや臭いにも強く、高級な印象を与えます。環境によっては100年以上持つこともある、耐久性が高い素材です。

珪藻土も昔から利用されているもので、湿度調整に優れている他、火や熱に強い素材です。ペイントタイプの製品もあるので塗りやすく、エコの壁材として人気が出てきています。

3. ユニークな塗料

内装塗装では、遊び心があるユニークな塗料を選ぶこともできます。

3-1. 黒板塗料

黒板塗料は、壁に塗ることで黒板にできる塗料です。店舗の壁に塗って、メニューやメッセージを書くことができます。また、住宅の壁に塗ることで、家族でいろいろな絵を描いて遊ぶこともできます。黒板が不要になったら、重ね塗りできるのもメリットです。

3-2. スケッチペイント

スケッチペイントは、壁がホワイトボードになる塗料です。ホワイトボードマーカーで書くことができます。透明な塗料ですので、元の壁を活かした状態で自由に描いたり消したりできます。

3-2. マグネットペイント

マグネット塗料は、壁に塗ることによって、磁石でいろいろなものを貼れるようになる塗料です。壁に穴をあけずに、書類や写真等好きなものを貼り付けたり、マグネットタイプのフックを使ったりすることで、壁を築づけずに衣類等をかける収納スペースを作り出すことも可能となります。