2023年06月28日

雨天時、梅雨時の塗装について

1:【雨天の外壁塗装】

梅雨時や夏季の雷雨は塗装業には大変悩ましい季節になります。

日々天気予報を確認し、最近では雨雲レーダーがスマートフォンで数時間先まで予想できるので大いに活用しています。

雨天時の塗装作業はほぼ休みになります。

塗装面に雨がかかってしまうとクレーター状になったり、塗膜が流れてしまったり、特に雷雨では流れた塗料が周りを汚したりしてしまう場合があり、その様になってしまうと施工しているお宅はもとより、最近は特にお隣と近接して建てられている場合もありますので、隣のお宅まで汚してしまう事も有りえます。

無理に作業を進めたため数か月で塗膜の膨れ、変色、剥がれなどのトラブルが発生することも有ります。

百害あって一利なしと言うことになります。

2:【では、梅雨どきは塗装できないのでしょうか?】

梅雨時期は雨が多いため、塗装が厳しいと思われる方もいらっしゃると思いますが、塗装は1年間通して行うことができます。塗料メーカーの塗装の基準では

① 湿度:85%未満

② 気温:5℃以上

③ 天候:晴れまたは曇り

の環境下であれば、塗装が可能とされておりますので、上記の条件を満たしていれば、1年中塗装が可能ですが特に重要なのが①②になります。
梅雨の時期だからできないと言うことはありませんのでご安心ください。

雨といっても降る時間帯や雨量などで対応は変わります。たとえば午後から雨の予報なら、作業中に降り次第撤収する、大事を取って朝から中止する。

突然の豪雨に見舞われた場合、雨雲が通過後に塗装への影響を見てその日は中止します。天候に合わせた予定変更は、状況に応じてさまざまなパターンがあるため、その都度天候状況を検討し塗装する面の乾燥状態の確保、各工程間(下塗り、中塗、上塗など)の塗装後の乾燥時間の確保などに注意しながら作業いたします。

また、湿潤面に強化剤を添加することにより塗装できる製品が関西ペイント ダイナミックシリーズとして上市されています。

梅雨時の工事 弊社ではお客様に安心して塗装工事をお願いされますよう、上記の通り雨雲レーダー観察、湿度等諸条件に十分配慮しながら日々作業をしております。